ある夜、娘のつるこが言った。
「ママ〜!あのお月さま、おうちにしたいね!」
――まあ、なんて可愛らしい我が子なのかしら。
そして後日、ふとスマホを見たら出てきた広告。
「月の土地、1エーカーから販売中!」
月の土地って……ネットで買えるの!?
しかも、ちゃんと「オーナー証明書」まで届くって!?
ちょっと待って。これ本当ならすごくない?
でも、そもそも月の土地って誰のもの?
ていうか法律的に大丈夫なの??
というわけで今回は、
“ロマンでツッコまずにいられない宇宙不動産”の世界を、
ド素人の私がゆる〜く調べてみました!
第1章:月の土地、マジで売ってるらしいです。
「いやいや、さすがに冗談でしょ…」と思いつつ調べてみたら、
出てきましたよ本当に売ってる会社。
その名も
「Lunar Embassy(ルナエンバシー)」。
1980年、アメリカのデニス・ホープさんというおじさんが、
「よし、月の土地はオレのだ!」とサンフランシスコの役所に登記。
しかも、その後ガチで会社を設立し、
今では全世界600万人以上に販売、売上は10億円超えとも言われてます。

なぜか笑えない規模感なのやめて?
買える土地の広さは、1エーカー(約1,200坪)から。
なんと「火星」や「金星」まで販売対象です。
宇宙、ざっくりしてる。
そして購入者には、
・土地の登記証明書
・月の地図
・オーナー証明書
などが額縁入りで届きます。
しかも日本でも買える!プレゼント用にも大人気。



じゃあ、あれが私のおうちってことでいい?



いや、まずは権利関係のチェック!
第2章:法律的にOK? 月の土地は“誰のもの”問題
さて、ここで疑問。
- 買った月の土地は、本当に“自分のもの”になるの?
-
気持ち的には「YES」!でも法的には「NO」です。
月の地図や証明書は届くし、「ここが自分の区画だ!」という気持ちは味わえます。
でも、宇宙条約では“国家も個人も所有できない”と解釈されるのが一般的。
つまり、本当に自分のものと主張する権利はないんです。
🌱「ロマンは買えるけど、登記はできない」が正解!
- このビジネスって、アリなの?詐欺じゃないの?
-
アリです。ただし“夢を売る商売”として理解するのが大前提!
「土地を本当に所有できる」と誤解させるような売り方をしていればNGだけど、
多くの販売元は「これは記念品です」「法的効力はありません」とちゃんと明記しています。
だから、
買う側が“ネタ&ロマン”と分かったうえで楽しむなら、全然OK!



有名人も多数購入してる、いわば合法のファンタジービジネスです。
というのも、月の土地が話題になり始めたきっかけが
1967年に採択された「宇宙条約」。
ここにはしっかり書いてあります。
「いかなる国家も、月やその他の天体を領有してはならない」
つまり、国が月を所有するのは禁止。
で、ルナエンバシーのホープ氏はここをこう読みました。
「国家がダメってことは、俺(個人)はOKってことじゃん!」



その解釈、小学生の言い訳レベル。
でもね、実はこの宇宙条約には続きがあるんです。
第6条にはこうある。
「国家は、自国の民間活動にも責任を持つこと」
つまり、国家じゃなくても、勝手なことしたらダメですよ、ってこと。
…うん、普通に読むと個人もアウトっぽいよね?
でもここが曖昧で、「罰則もなし」「取り締まる人もなし」。
だからこそ、ルナエンバシーのような
“ロマンビジネス”が生まれちゃったというわけです。



じゃあ、ほんとはダメだけど…誰も怒ってないの?



そう。ざっくり言うと“無法地帯の夢商売”だね!



法の“月明かり”をかいくぐるスタイル
第3章:さらに厳しく?「月協定」って何者?
「宇宙条約、ちょっとゆるすぎない?」と突っ込まれたのか、
その後1979年に生まれたのが
「月協定(ムーン・アグリーメント)」。
これはもうバッサリです。
「月や天体は、全人類の共通財産である」
「個人も企業も私有は禁止」
もう、“みんなのもの”だから勝手に売っちゃダメ!というルール。
ついに個人もアウトを明文化!
…なんだけど、ここで問題が。
この月協定、アメリカもロシアも中国も参加してない。
つまり、
ガチ宇宙行ける国、全スルー。
批准してるのは、オーストリアとかフィリピンとか、
「えっ…?月…行く?」って国ばかり。
結果、「存在はしてるけど誰も守ってない条約」扱い。
ちょっと切ない。
第4章:でも買ってる人、めっちゃいる。あの有名人も!?


ここまで読んで
「なんだ、夢見商法じゃん」って思ったあなた。
わかります。私も思いました。え、買う人いるの?と。
でもね――
著名人たち、めっちゃ買ってるんです。
一部紹介すると…
名前 | 職業 | エピソード |
---|---|---|
ニコール・キッドマン | 女優 | 子どもへのプレゼント説あり |
トム・ハンクス | 俳優 | 宇宙映画「アポロ13」つながり? |
スター・トレック主要キャスト | 宇宙ドラマの人々 | 15人でまとめ買いしたらしい |
米・元大統領(3名) | 国家のトップ | 買ったし、自国民の所有も止めなかった人たち |
…なんというか、夢に乗っかる大人たちの図。
でも、逆に言えば
“ネタで買うには最高”
ってことでもある。
第5章:結局、月の土地って何が届くの?本当に“自分の土地”になるの?
さて、最大の疑問。
上にも書きましたが、
「実際に“月の土地の権利”ってもらえるの?」
答えは…ノー。
(でも、めちゃくちゃ丁寧に“それっぽい”ものはもらえます)
届く内容はこんな感じ↓
- 月の地図(ここがあなただけの区画です!って印)
- オーナー登録証明書(高級感ある紙に印刷)
- 土地の権利書風の額入り書類
- ユーザー登録IDとかの用紙
つまり、「見た目は完全に不動産購入セット」。
でも中身は、法的にはまったく効力なし。



つまり、“設定資料集”だね
実際、
・転売不可
・月面開発が始まったらたぶん無効
・行って確認する手段ナシ
ということで、所有権というより“所有感”を買うってイメージ。
それでも、「月に自分の土地がある」ってなんだかワクワクするよね。



ここが私のおうち〜!
第6章:それでも欲しい!ロマンとネタに全振りする使い方アイデア
法律とか効力とかはさておき、
“月の土地”って、使い方によってはめちゃアリなんです。
おすすめは、サプライズ系のプレゼント!
●たとえば…
- 出産祝いに:「この子の未来の“別荘”です」
- 結婚祝いに:「喧嘩したら月に逃げてください」
- 父の日に:「仕事で疲れたら月でのんびりどうぞ」
その他にも…
- 幼稚園や保育園で「〇〇ちゃんは宇宙の地主!」と話題に
- 写真立てに飾って玄関に置けば来客の反応100%
- 「月に土地あるから!」って合コンのネタにも(本気で言うと引かれる)
要するに、
ネタとロマンを楽しむ余裕がある人向け。



そう、人生にちょっとの“遊び心”を持てる人類だけが手にできる土地、それが“月”


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現実の土地は高いけど、夢の土地は意外と安い



お月さまに、おうちの旗を立てる日が来るといーねー