無印良品のお店の前を通ると、ふわっといい香りがしてつい足を止めてしまう…そんな経験、ありませんか?
あの落ち着く香りの正体は「アロマオイル」。
最近ではディフューザーやスプレーで香りを楽しむ人も増えていますが、実はアロマオイルって“いい匂い”なだけじゃないんです!
たとえばラベンダーで眠りが深くなったり、ローズマリーで集中力がアップしたり。
精油に含まれる成分には、科学的にも効果が認められているものがあるんです。
この記事では、風邪予防、PMSや更年期のケア、ぐっすり眠るためのブレンドまで、
目的別におすすめの精油とブレンド方法を分かりやすく解説していきます。
アロマ初心者さんも安心して読める内容になっているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!

【第1章:アロマは“ただのいい匂い”じゃない!科学で注目される理由】
アロマオイル=「癒しの香り」というイメージがありますが、
実はその“癒し”にはちゃんとしたメカニズムとエビデンスがあるんです。
精油の香りは鼻から脳へダイレクトに届き、
「記憶」や「感情」をつかさどる大脳辺縁系に作用します。
その結果、ストレスが軽減されたり、自律神経が整ったりと、心と体のバランスをサポートしてくれるのです。
さらに、精油には「芳香成分=天然の化学物質」が含まれており、
抗菌・抗ウイルス・ホルモン調整・鎮痛など、さまざまな働きを持つことが研究で明らかにされています。
最近では、
・ティートリーの空間除菌作用(風邪・インフルエンザ予防)
・ローズマリー+レモンの記憶力サポート(認知症予防)
・クラリセージやゼラニウムのホルモンバランス調整(PMS・更年期)
・ラベンダーの睡眠改善効果
など、医学や脳科学の分野でも注目されている精油が多数。
「ただのリラックス香りグッズ」と思っていた方こそ、
アロマの“本当のチカラ”に触れてみてください。
🧪第1章おまけ:実際にあったアロマの実験&臨床試験

「アロマってなんとなく良さそう…」で終わらせない!
実際に行われた研究や臨床試験から、科学的に効果が示された事例をいくつかピックアップ!
● ラベンダーで眠りの質がUP(睡眠改善)
研究概要:
不眠に悩む高齢者にラベンダーの芳香浴を行ったところ、
入眠時間が短縮され、夜間覚醒も減少。深い睡眠が増えたことが報告された。
(参考:Hwang et al., 2015)
● ティートリーでウイルス無力化(抗ウイルス作用)
研究概要:
ティートリー精油を0.01%の濃度でインフルエンザAウイルス(H1N1)に作用させたところ、
ウイルスの感染力が100%阻害されたというin vitro実験結果あり。
(参考:Garozzo et al., 2009)
● クラリセージでストレスホルモンが減少(更年期ケア)
研究概要:
更年期女性にクラリセージ精油を吸入してもらった結果、コルチゾール(ストレスホルモン)レベルが有意に低下し、同時に幸福ホルモン「セロトニン」濃度が上昇。気分が安定したという報告。
(参考:Lee et al., 2014)
● ゼラニウムで女性ホルモンが増加(エストロゲン様作用)
研究概要:
芳香吸入実験にて、ゼラニウム精油を香った女性の唾液中エストロゲン濃度が有意に上昇。
ホルモンバランスサポートの可能性が示唆された。
(参考:Matsumoto et al., 2017)
● ローズマリー+レモンで記憶力向上(認知症予防)
研究概要:
鳥取大学の研究にて、昼にローズマリー+レモン、夜にラベンダー+オレンジの芳香を続けた被験者が
認知機能テストのスコア向上、記憶力の改善を示した。
(参考:鳥取大学医学部, 2009)

信じるか信じないか、じゃなくて…!ちゃんと根拠あるなら、使ってみた方が得かなって思いました
第2章:目的別!おすすめ精油とブレンド早見表
悩みに応じて選べる、おすすめの精油とブレンド例を一覧にしました。
「とりあえず何を使えばいいの?」という方は、まずはここをチェック!
目的 | おすすめ精油 | 主な働き | ブレンド例 |
---|---|---|---|
風邪・インフル予防 | ティートリー、ユーカリ、レモン、ラベンダー | 抗ウイルス・抗菌作用、空気清浄、免疫力サポート | ティートリー+レモン+ラベンダー:風邪予防スプレー |
PMS・生理痛 | クラリセージ、ゼラニウム、ローズ | ホルモン調整、鎮痛、情緒安定 | クラリセージ+ゼラニウム:お腹マッサージ用オイル |
更年期のゆらぎ | ゼラニウム、フランキンセンス、イランイラン | ストレス緩和、ほてり・情緒の波の調整 | イランイラン+フランキンセンス:深呼吸したくなる香り |
認知症予防・脳の活性化 | ローズマリー、レモン(昼)/ラベンダー、オレンジ(夜) | 昼は脳を活性、夜はリラックスして記憶定着 | 朝:ローズマリー+レモン、夜:ラベンダー+オレンジ |
集中したいとき(仕事・勉強) | ローズマリー、ペパーミント、レモン | 脳の覚醒、集中力UP、気分リフレッシュ | ローズマリー+ペパーミント:仕事や勉強前のスイッチ |
ぐっすり眠りたいとき | ラベンダー、オレンジ、サンダルウッド | 神経鎮静、入眠促進、睡眠の質UP | ラベンダー+オレンジ+サンダルウッド:ピロースプレー |
第3章:風邪・インフルエンザの季節に!抗ウイルスブレンドの力
風邪やインフルエンザの予防にアロマ?と思うかもしれませんが、
ティートリーやユーカリの精油には、科学的に証明された抗ウイルス作用があります。
◆ティートリー:天然の“空間除菌スプレー”
- ティートリーはインフルエンザA型ウイルス(H1N1)の感染力をほぼ100%不活化したという研究結果あり
- 空気中に拡散することで、室内全体のウイルスを除去する効果が期待される
- 抗菌・抗真菌・消炎作用もあり、喉の痛みや咳のケアにも有用
◆ユーカリ:鼻づまりに強い味方
- 主成分の1,8-シネオールが、気道の通りを良くし、去痰・抗炎症作用を発揮
- 鼻や喉がスーッと楽になるので、就寝前の芳香浴におすすめ
◆ラベンダー:穏やかに免疫を支える名脇役
- 強い抗ウイルスではないが、睡眠の質を高めることで免疫力を底上げ
- ティートリーやユーカリと組み合わせれば、香りもマイルドに
\おすすめブレンド:風邪予防スプレー/
・ティートリー:3滴
・レモン:2滴
・ラベンダー:2滴
無水エタノール5ml+精製水45mlに混ぜて、スプレーボトルに入れるだけ!
※ドラッグストアに売ってるよ〜
もちろん、ブレンドしてディフューザーでもOK
第4章:ホルモンのゆらぎに…PMS・更年期ケアブレンド
生理前になるとイライラしたり、落ち込んだり…
更年期にはホットフラッシュや不安感、眠れない夜が続いたり。
そんな女性特有の“ゆらぎ”に寄り添ってくれる精油も、実はたくさんあります。
◆クラリセージ:まさに“女性の味方”
- エストロゲン様の成分(スクラレオール)を含むと言われ、ホルモンバランスを整える働きが
- 実際に更年期女性のストレスホルモン(コルチゾール)を下げ、セロトニンを増やした研究あり
◆ゼラニウム:香りでエストロゲンをサポート
- ゼラニウム精油の芳香吸入で、唾液中のエストロゲン濃度が有意に上昇したという報告も
- PMS・更年期の両方におすすめ。ローズに似た香りで、心もふんわり落ち着きます
◆イランイラン&フランキンセンス:情緒の波をなだめる名コンビ
- イランイランは副交感神経を優位にし、ストレスや緊張、不安をやわらげる効果あり
- フランキンセンスは自律神経を整え、呼吸を深くすることで不安感を軽減
\おすすめブレンド:リラックスマッサージオイル/
・クラリセージ:2滴
・ゼラニウム:2滴
・ホホバオイルなどのキャリアオイル:10ml
→ お腹や腰まわりに塗ってやさしくマッサージ。PMSのイライラや痛みに◎
もちろん、ブレンドしてディフューザーでもOK
第5章:眠れない夜に…ぐっすり睡眠アロマ
「布団に入ってもなかなか寝つけない」
「夜中に何度も目が覚める」
そんなときに頼りになるのが、自律神経を整える香り。
◆ラベンダー:睡眠アロマの王道
- 不安をやわらげ、心拍や血圧を安定させてくれる
- 研究では、ラベンダーの吸入で入眠時間の短縮・深い眠りが得られたとの報告も多数
◆オレンジ:やさしく心を落ち着ける香り
- 甘くて明るい香りで、リラックスと安心感を同時に与えてくれる
- 子どもにも使いやすい精油
◆サンダルウッド:深く、静かに…心を鎮める
- 木のぬくもりを感じる落ち着いた香り
- 脳波にα波が増え、入眠を助けるという研究もあり。ラベンダーとの相性も抜群
\おすすめブレンド:おやすみピロースプレー/
・ラベンダー:3滴
・オレンジ:2滴
・サンダルウッド:1滴
・無水エタノール5ml+精製水45mlに混ぜてスプレーボトルへ
寝る前に枕やシーツにひと吹きして、ぐっすりモードへ
もちろん、ブレンドしてディフューザーでもOK
もちろん、ブレンドしてディフューザーでもOK
第6章:初心者でも安心!アロマオイル使用時の注意点
アロマは自然由来とはいえ、“天然だから安全”とは限りません。
正しく使うことで、体にも心にも優しく働いてくれる存在です。
◆妊娠中・授乳中の使用は注意!
- 妊娠初期は精油の使用を避けるのが基本
- 使用できるのは医師の許可がある場合、または妊娠後期に限られる
- 妊娠中NG例:クラリセージ、ローズマリー、ペパーミントなど(子宮刺激作用あり)
◆子ども・高齢者には低濃度で
- 6歳未満の子には基本「芳香浴」がおすすめ(肌への使用は避ける)
- 柑橘系(オレンジ、レモンなど)やラベンダーなど、やさしい香りを選んで
◆ペットがいる家庭は要注意
- 特に猫には精油が肝毒性を持つ場合も
- ティートリー・ユーカリ・ペパーミントなどは避ける(動物のいる部屋では使わない)
◆保存と選び方も重要!
- 開封後1年以内が使用の目安(柑橘系は半年以内)
- 遮光瓶に入った「100%天然精油」を選ぶ
- 「アロマオイル」と「精油(エッセンシャルオイル)」は別物なので注意!
※記事内では便宜的にアロマ、と表現している箇所もございますが、お勧めしているものは全て精油のことを指しています
※精油は「生活の木」や「無印良品」などで手軽に購入可能。初めてなら“おやすみブレンド”などの既製ブレンドから入るのもおすすめ!
第7章:無印良品で揃えるアロマ生活!初心者にもやさしいセット



香りって、気分を変える“魔法”みたいなもの!
しかも科学で証明されてるなんて、使わないともったいない~!
アロマ初心者にとって「何を選べばいいの?」というのは大きなハードル。
そんな時におすすめなのが、無印良品のエッセンシャルオイルとディフューザーです。


昔からの定番人気商品なので
間違いない&品質がしっかりしてます。
季節毎の限定オイルも販売していたり、独自の配合でオイルを掛け合わせたブレンドオイルも数多く販売しているので選ぶのも楽しいですよ!


そして店舗に入るとすぐに香りが漂ってくるあのコーナーは、実は“香りの体験ゾーン”なんです。


◆ラインナップが豊富な無印のエッセンシャルオイル


写真のように、無印には以下のような定番の精油が揃っています:
- リラックス系: ラベンダー、イランイラン、ゼラニウム、スイートオレンジ
- 集中&リフレッシュ: ローズマリー、ペパーミント、ユーカリ、レモングラス
- 女性のゆらぎ: クラリセージ、フランキンセンス
- 価格帯: 10mLで1,190円~2,290円程度と手頃(※写真参照)
→ 店舗では「本日の香り」としてテスターもあり、香りを試して選べるのが魅力!
◆初心者にうれしい!無印のアロマディフューザー
無印には大きく分けると2種類のタイプの違う人気ディフューザーがあります:サイズ違い等は省きます
1. 王道:水を使う超音波ディフューザー


- 白い丸型タイプ
- タイマー機能(30〜180分)、やさしいライト付きで癒し空間に◎
- 水のミストと香りで視覚的にも癒される定番品!
2. 水なしで使えるディフューザー(MJ-HBAL1)


- “上から精油をそのまま垂らして使う”タイプ
- 面倒な水替え不要、すぐ香るので忙しい人にもおすすめ!
◆無印×アロマのおすすめ活用法


- 朝はレモングラス+ユーカリでシャキッとスタート
- 昼のデスクにはローズマリー+レモンで集中モード
- 夜はラベンダー+オレンジでおやすみルーティンに
- PMS期や落ち込みにはクラリセージ+ゼラニウムを芳香浴で



「無印のアロマって“センスのいい暮らし”感出るよね…!でも香りだけじゃなく、しっかり効くやつなのが推せる!」
まとめ:香りは「整えるスイッチ」だった!
アロマって、ただの癒しグッズじゃないんだな〜と感じてもらえましたか?
科学的な裏付けがある香りを、目的に合わせて取り入れることで、
“なんとなく調子が悪い”をやさしく整えるスイッチになってくれます。
「風邪が流行りそうだからティートリーを焚こう」
「PMS前はゼラニウムで心をやわらげよう」
「眠れない夜にはラベンダーとオレンジを枕元に」
そんなふうに、香りを自分の味方につけてみてくださいね。


おまけ:
つるぴよは先日充電式コードレスタイプが出ているのを発見し、家に数個ディフューザーあるのに即購入。好きな場所に気軽に持ち運んで使えるのいい。普通だとコンセント位置に制限されちゃうし。そんな訳でお勧めです!

