昔の人は虫歯どうしてた?歯医者も麻酔もない時代の“虫歯地獄”をのぞいてみた

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いたたたたた…!

久しぶりに歯がズキンとしたとき、わたしはもう、イヤ〜な予感しかしませんでした。

妊娠中、つわりや体調不良で歯医者の定期検診をスキップ

出産後もバタバタで、気づけば“歯医者どころじゃない”日々。

つるこが1歳になる頃、ようやく意を決して歯科に行ったら──

虫歯5本。(悲)

うち1本は神経ギリギリまで進行していて、銀歯じゃ目立つ位置だからって、1本10万の詰め物コース確定。(絶望)

「ちゃんと歯医者行っとけば…!!!」

そう何度思ったことか。

でもふと考えたんですよ。

昔の人って、そもそも虫歯できたらどうしてたんだろう?

歯医者ないよね?詰め物も麻酔もないよね?放置してたら死んじゃわない?

──ということで今回は、
「昔の人の虫歯事情」について、ちょっと面白く掘ってみます!

目次

第1章:虫歯がなかった縄文人たち!?食生活がカギだった!

つるこ

「昔の人って、虫歯になったらどうしてたの〜?」

……って話なのに、そもそも虫歯がなかった時代があるってご存知?

その時代の主役、それが──

✨縄文人(約1万年前〜)!!

彼らの食生活を一言で言うと、“自然派オーガニック極まれり”

● 主な食べ物は…

  • 木の実(どんぐり、くるみ、栗など)
  • 魚介類
  • 山菜、根菜
  • 獣肉(時々)

つまり、砂糖ナシ・炭水化物はほどよく・噛みごたえバッチリの生活。

現代人のように甘〜いジュースやチョコレート、もちもちご飯なんてないわけで、

虫歯の原因になる“糖分”&“歯にくっつくモノ”がほぼ存在しなかったのです。


● でも「歯石」は超あった

虫歯はなくても、歯石びっしりだったらしいです(笑)

考古学的には、縄文人の頭蓋骨にめっちゃ歯石が確認されてるんだって。

歯ブラシないしね。そりゃたまるよね。


● 歯のケアどうしてた?

  • 木の枝や小枝を使って“歯をこする”
  • 動物の骨や石器で“削る”行為もあったらしい(歯石除去目的?)

これ、現代でやったら完全アウトだけど、縄文人たちにとっては「セルフケア」のつもりだったのかも。


つるぴよ

縄文時代の人たち、虫歯ゼロでも歯石モリモリだったっていうのが人間味あって好き

第2章:米と甘味で虫歯急増!?弥生〜平安時代の“歯事情”

さてさて、縄文時代の虫歯ゼロライフが一転、

次の時代「弥生〜平安」になると…虫歯がじわじわ増え始めます。

原因はズバリ、

🍚「お米」と🍬「甘味」!


● 弥生時代:主食が米にシフト!

  • 弥生時代から、日本は稲作中心の社会に。
  • お米ってふっくらもちもち=歯にくっつきやすい
  • さらに「炭水化物」は口の中で糖に変わる=虫歯菌のごちそう!

つまり、

「甘い物食べてないのに虫歯!なんでー!?」って思ってたら、お米だったよう。


● 平安時代:上流階級の“甘味生活”が加速

  • 「甘葛煎(あまづらせん)」という植物の汁を煮詰めた甘味料が登場。
  • 貴族たちはデザート文化を楽しむように。
  • 歯磨き文化は、まだなし。

🍡「雅で甘〜いティータイム」

😱「虫歯でズキズキ地獄」


● 歯が痛くなったらどうするの?

当時の対処法は……

  • 「放置する」
  • 「呪術師や祈祷で治す(気持ち)」
  • 「いっそ抜く」←最終手段

もちろん、麻酔なし。器具なし。気合いのみ。


つるこ

虫歯って、そもそも「病気」って認識されてなかったんだね

つるぴよ

「神の怒りかも」って思ってた説もあるらしいよ……いや神、歯痛で怒るのやめて!

🟫 第3章:砂糖革命!江戸時代は“虫歯バブル”だった

弥生〜平安でじわじわ虫歯が増えたと思ったら、

江戸時代に入ってからは──

🗯「虫歯の大フィーバー」!!

なんでそんなに?理由はただ一つ。

そう、我らが“砂糖”の登場!


● 江戸時代、砂糖は「高級な嗜好品」から「庶民の楽しみ」へ

  • 実は江戸初期には、砂糖は超貴重品(高級漢方みたいな扱い)
  • でも時代が進むにつれて流通が広がり、庶民も手が出せるように!
  • 和菓子文化が爆誕、「甘味=幸せ」の時代へ🍡🍵✨

結果、

「甘いもの=虫歯リスク爆上がり」ルート、堂々開通。


● 虫歯に悩む人、続出!でも治療法は…地獄

  • 歯が痛くなったらどうする?  → 抜く。以上。
  • 「歯抜師(はぬきし)」と呼ばれる人が出張してきて、その場でバキッと抜く。
  • 麻酔?ないよ。お酒で酔わせて、根性と気合で乗り切るしかない。
  • 街角で「ギャアアアア!!」って声が響いてたことも。

● でもちょっと進歩もあった

江戸時代末期には、なんと「詰め物(銀歯)」や「差し歯」的な治療も一部では行われてたらしい。

上流階級限定のハイテク歯科医が存在したとか…!


● そして謎文化「お歯黒」

・虫歯をごまかすため? いいえ、美しさと身分の象徴

・結婚した女性や公家・武家の人たちが歯を真っ黒に染めていた。

・虫歯も隠せるし、当時は「黒い歯=色気&教養あり」だったんだとか。


つるぴよ

甘いものバブルで虫歯爆誕→抜歯ブーム→一部ハイテク、という“進化と混沌の時代”でしたな…


🟫 第4章:虫歯で死ぬ…でも誰にも気づかれなかった?

虫歯って、

「放っておくと死にますよ」って現代でもお医者さんに言われることがあるんです。

でも昔の人たち、そんなこと知るわけもなく──

実は、虫歯が実際に命取りになっていた可能性がめちゃくちゃあるんです。


● 虫歯→歯髄炎→顎骨炎→敗血症→死亡…

現代医学的に見ると、こういうルート。

  1. 虫歯が神経まで到達
  2. 神経が壊死、根の先に膿がたまる(根尖性歯周炎)
  3. それが顎の骨に広がる(顎骨骨髄炎)
  4. さらに菌が血液にのって全身へ(敗血症)
  5. 発熱・意識混濁・多臓器不全で死に至ることも

つまり、

「歯が痛かっただけなのに、なんで死んだの?」な人、昔はけっこういたかも。


● でも当時の人に死因はわからない

・検死制度なし

・CTも血液検査もなし

・「歯が痛い」と言ってた人が、数日後に亡くなっても…

→「熱にうなされて亡くなった」「神隠し」「祟りかも?」で片づけられる世界。


● 考古学的には…?

実は、昔の人の頭蓋骨から「虫歯→骨にまで達した痕跡」が発見されているケースもある。

「この人、虫歯が原因で顎の骨が変形してる」ってわかるけど、

でもそれが直接の死因だったかは、確定できないのが現実。


📝つるぴよメモ:

つるぴよ

「昔の人は虫歯で死んでたけど誰にも分からなかった説」…地味にホラーじゃない?
たぶん今の時代に生まれて、歯医者に通えるのってめっちゃラッキーなことなんだよね。


🟫 第5章:歯医者っていつからあるの?世界と日本の“歯科ヒストリー”

今でこそ「ちょっと歯が痛いな〜」で気軽に行ける歯医者さん。

でもこれって、わりと“近代の奇跡”レベルの文明なんです。

じゃあ、歯医者っていつから存在してたの?


● 世界編:最古の歯科医はなんと紀元前!

  • 歴史に残る最古の歯科医は、紀元前3000年の古代エジプト
  • お名前は「ヘシ・レ」。なんと彼のお墓には「歯医者の長」って肩書が刻まれてる!

ただし、この時代の治療は「虫歯を削る」というより、

抜く or なんとか塞ぐ(石や金属で)

という、力業&経験則な医療


● ヨーロッパでは…?

  • 古代ギリシャのヒポクラテスも、歯の病気について著述してる。
  • 中世ヨーロッパでは「理髪師」が歯を抜いてたって知ってた?
     →髪も切るし、ヒゲも剃るし、ついでに歯も抜いちゃう!な万能職人だったんだとか🪒🦷

● じゃあ日本は?

  • 本格的な歯科医学の導入は明治時代(1870年代)
  • 最初は欧米からの“最新医療”として紹介された。

そして──

📜 1906年、歯科医師法が制定!

これにより、「歯医者」が国家資格になって現在のスタイルへ

歯科大学ができ、歯医者さんは「髪切り職人」じゃなく「医師」になったわけです✨


つるぴよ

わずか100年前までは、歯の治療=職人技 or 気合の抜歯だったって思うと…
わたし、歯医者さんに足向けて寝られませんな

🟫 第6章:歯磨き粉もフロスもドルツも!?現代は“虫歯ゼロ時代”の幕開け!

さて、ここまで読んでくれたあなた──

心の中で思ってませんか?

「え、昔の人たち、歯の扱いザツすぎん…??」

そうなんです。

でもね、逆に言えば、現代のわたしたちが“歯を守るための神器”を手に入れすぎてるんです!


● 現代の虫歯予防セット、豪華すぎ

  • 歯磨き粉(しかもフッ素入り)
  • デンタルフロス&糸ようじ
  • ドルツやソニッケアーなどの水流ジェット洗浄器
  • マウスウォッシュ、舌ブラシ
  • 歯科検診・フッ素塗布・シーラント・歯列矯正
  • ついでに美白、ホワイトニングまで!!

「文明すごい…」ってなるけど、こうして見ると正直めんどくささも…笑


● しかも虫歯、ほぼ完全に予防可能な時代です

  • フッ素配合歯磨き粉で正しく磨く
  • 歯科医院での定期的なチェック
  • フロスを日常的に使用

これだけで「虫歯ゼロ人生」も夢じゃないし、
仮に虫歯になっても定期的な検査によりごくごく軽微な治療ですむ


「虫歯になってから行く」時代から、「虫歯にならないために通う」時代へ


現代って、もう“歯は消耗品でいずれ悪くなるのが当たり前”じゃないんだよね。

現代人の「歯」対するリテラシーを持ってすれば、おじいちゃん、おばあちゃんになっても自分の歯でめちゃめちゃ食べれるんじゃないかしら


まとめ:昔の人は歯のせいで命を落とし、今の人は歯で人生の質が決まる


  • 縄文人は虫歯ゼロ、でも歯石はモリモリ
  • 江戸時代は砂糖ブームで抜歯フィーバー
  • 虫歯が死因でも誰にも気づかれなかった   かもしれない恐怖
  • そして今、わたしたちは「守れる歯」を持っている!

つるぴよのひとことエンディング:

たった数年の放置により、
虫歯5本、神経out &ギリギリ、
治療費1本10万円だったわたしが言います──

歯、マジで大事です!

フロスしよ!!歯医者行こ!!!

つるぴよ

そして次こそ、つるこには“虫歯ゼロ”で育ってほしい〜!!

つるこ

りょうかいだよ!ママ!
(お菓子ぼりんぼりん)

🔽お風呂で使えて充電式タイプで便利です!
フロスした後でも汚れが出てきて感動&自分の普通の歯磨きの下手さに愕然としました

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