「マクドナルドばかり食べるとダメなの?」
子どもにそんなことを聞かれて、ちょっと困ってしまったこと、ありませんか?
毎日マックを食べるなんて夢のよう…でも、やっぱり体には悪そう?
実は、世界には「本当に毎日マックを食べ続けた人たち」がいて、その記録をちゃんと残しています。
この記事では、そんな実際の体験者たちの記録や、医師による見解などをもとに、「ジャンクフードばかり食べるとどうなるのか?」をわかりやすく紹介していきます。
「マクドナルドばかり食べるとダメなの?」って聞かれたから、真面目に調べてみた

「次のハッピーセットはちいかわとマイクラらしいよ!」と知って、
発売日の翌日――土曜のランチはマックにしよう!と家族でウキウキ計画。
でも…見事に売り切れ!
もらえたのは、昔のハッピーセットの「りかちゃん」でした。
でもこれがまた、普通にかわいくてうれしい…!!
そんな帰り道、子どもとの何気ない会話の中で言われたひと言。
「ねえ、マックって毎日食べたらダメなの?」
確かに、マクドナルドは子どもにも大人にも大人気。
新作が出ればSNSも大盛り上がりだし、ハッピーセットのおもちゃはコレクションしたくなるほど魅力的です。
でも、“毎日”となると話は別。
とはいえ、なんとなく「体に悪そう」と思っているだけで、実際にどうなるのか、正直よくわかっていない人も多いはず。
この記事では、そんな疑問をきっかけに「マックばかり食べたら本当にダメなのか?」を実際の記録やデータをもとに真面目に探ってみたいと思います。
映画『スーパーサイズ・ミー』の衝撃実験――30日間マック生活の結末とは?

もし、朝昼晩の3食すべてをマクドナルドで食べ続けたら、人間の体はどうなるのか?
そんな“ありえそうで、やっちゃいけなさそうな”疑問を、実際にやってみた人がいます。
それが、アメリカの映画監督モーガン・スパーロック氏。
2004年に公開されたドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』では、彼が30日間、マクドナルドだけを食べ続けるという実験を行い、その過程と結果を映像に収めました。
【ルールはかなりストイック】
彼のマック生活には、いくつかの厳しいルールがありました:
- 1日3食、必ずマクドナルドの商品を食べる
- スーパーサイズ(Lサイズ以上)を勧められたら、必ず応じる
- メニューはランダムに選ぶ
- 運動量は平均的なアメリカ人レベル(ほとんど運動しない)
つまり、「普通の人がなんとなくマックに頼り続けたらこうなる」を忠実に再現した実験です。
【たった数週間で体に異変が…】
驚くことに、わずか2週間ほどで、体重は約11kg増加。
さらに…
- 肝機能に異常
- 鬱っぽくなった
- 疲れやすくなり、やる気が出ない
- 性欲の減退
- 医師から“今すぐ中止すべき”と言われるレベルに
という、まさに「身体が壊れていく」ような変化が現れました。
【この実験が社会に与えた影響】
『スーパーサイズ・ミー』は世界中で話題となり、その後、マクドナルドは一部の高カロリーメニュー(特にスーパーサイズ)をメニューから撤廃。
ファストフード業界全体が、健康への配慮を求められる大きなきっかけになりました。
30日間という短期間でも、身体にはこれだけの負荷がかかることがわかる本作。
「たまにのご褒美」ではなく「日常的に食べ続ける」ことが、どれほど体に影響を及ぼすかを、リアルに突きつけてくる記録となっています。
次の章では、なんと50年以上もビッグマックを食べ続けている男性の記録を紹介します。スーパーサイズ・ミーとは真逆のようで、これまた興味深い話です!
ビッグマックを毎日食べて50年? 驚異の記録保持者・ドナルドさんの生活
映画『スーパーサイズ・ミー』でマクドナルドの怖さを感じた直後に、今度は「毎日ビッグマックを食べ続けて50年以上」という信じがたい話を聞くと、「え、でも元気なの!?」と驚いてしまいます。
そんな記録を打ち立てたのが、アメリカ・ウィスコンシン州在住のドナルド・ゴースクさん(Donald Gorske)。
彼は1972年から現在まで、累計3万5,000個以上のビッグマックを食べた男としてギネス記録にも登録されています。

実は…1984年に1回だけバーガーキング食べたんだって。でも結局、ビッグマック一筋で戻ってきたらしい。愛、深すぎ〜!
【きっかけは「初めて食べた日の衝撃」】
1972年5月17日。初めてビッグマックを食べたその日、あまりの美味しさに彼は9個も食べたそうです。
その日から彼は「ビッグマックだけを食べ続ける人生」を本気でスタートさせます。
- 毎日1〜2個を昼と夜に
- 家にビッグマックを冷凍保存
- 外出先でもマクドナルド優先
- レシートと空箱はすべて保管



まさに“ビッグマック人生”。
【驚くべきことに…健康診断は問題なし?】
彼の驚くべき点は、その偏食ぶりにもかかわらず、健康診断では大きな異常が見られていないということ。
もちろん個人差はありますが、以下のような要因が影響している可能性が考えられています
- 甘いお菓子やスナックは控えめ
- 飲み物は基本ダイエットコーラ(糖分少なめ)
- 野菜や他の加工食品はあまり摂らないため、逆に“食が一定”でブレが少ない?
栄養バランスは偏っているものの、摂取カロリーは計算しているらしく、量を制限することでリスクを抑えているとの見方もあります。



しかも毎日10km近く歩いてるんだって!…ビッグマックと生きる覚悟、なんか…かっこいいです!!
【ビッグマック生活の現実】
ドナルドさんの食生活は、多くの医師にとっても“例外中の例外”ですが、
「人間って、ここまで偏った食事でも意外と生きていけるのか…?」
という、別の意味でのリアルを感じさせる記録でもあります。
もちろん、これは「真似してOK!」という話ではなく、
「こういう人もいる」という驚きとともに、偏食と健康の複雑な関係性を考えさせられる貴重な事例です。
次章では、日本国内のチャレンジ系YouTuberたちが「マック生活を試してみた」記録をご紹介します。
日常的に感じるリアルな変化も、また違った視点で興味深いですよ!
日本のYouTuberたちの「1週間マック生活チャレンジ」のリアルな声
映画や記録保持者とはまた違った視点で、より「日常に近い」形でマック生活を試しているのが、日本のYouTuberたちによるチャレンジ動画です。
「1週間マック生活」や「1ヶ月ジャンクフード生活」など、気軽に見られる企画として人気ですが、そこにはリアルな体調や心の変化が記録されています。
【よくあるチャレンジ企画の内容】
- 1日3食すべてマクドナルドで食べる(or 朝昼晩+おやつ)
- 食べたメニューはすべて記録・公開
- 食費やカロリーも公開するケースあり
- 体重・体調・肌の変化を毎日報告
“ノリ”で始めたように見える企画でも、食事の偏りがもたらす変化はすぐに表れます。
【体験者たちが語る「マック生活のリアル」】
こうした動画の中では、以下のようなリアルな変化が語られています:
- 味にすぐ飽きてくる
→ 初日は「うまい!」とテンション高め、3日目には「選ぶ楽しさがなくなってきた」と語る人多数 - 胃もたれ・むくみ・だるさ
→ 特に油分の多いメニューを続けると、身体が重くなる感覚に - ニキビや吹き出物が増える
→ 肌トラブルは比較的早く出やすく、食事との関連性を強く実感する人が多い - メンタルに影響が出る人も
→ 炭水化物・脂質中心の食事が続くと、「イライラしやすくなった」「集中力が落ちた」との声も



大人になるとさ…もうキツイの容易に想像できちゃうよね。お金もらっても、これはムリ
【「終わってみてどうだった?」という感想】
多くのチャレンジャーが語る共通の感想は:
- 「もうしばらくマックは食べたくない…」
- 「やっぱり普通のごはんってありがたい」
- 「味は好きだけど、連続はキツい」
マクドナルドはご褒美やイベントとして食べるときが一番おいしい、という結論にたどり着く人が多い印象です。
こうしたYouTuberたちの記録は、専門家による数値データとはまた違い、感覚的なリアルさや共感を生む貴重な資料。
「自分がやったらどうなるかな?」と考えるきっかけにもなりますね。



絶対やりたくない
次章では、実際にファストフードを中心とした食生活が体にどう影響するのか、医学的な視点からも掘り下げてみましょう!
実際、体にどんな影響が出る? 医師や研究者が指摘するリスクとは


実験やチャレンジ動画で“体感”として語られる不調――それらは医学的に見ても、多くの部分が説明できます。
ここでは、ファストフードやジャンクフードを食べ続けた場合に、どんなリスクがあるのかを医師や研究者の見解から整理してみましょう。
【1】栄養バランスの偏りが引き起こす問題
マクドナルドをはじめとするジャンクフードには、主に以下の特徴があります:
- 脂質・糖質・塩分が多く、ビタミンやミネラルが不足しやすい
- 食物繊維が少なく、腸内環境に悪影響
- カロリー過多なのに栄養不足になる「新型栄養失調」状態になりやすい
これにより起こりうる症状は、
- 肌荒れ、ニキビ、口内炎
- 便秘や胃もたれ
- 慢性的な疲労感、だるさ
- 免疫力の低下
など、見た目にも体感的にも不調が出やすくなります。
【2】メンタル面への影響も報告されている
最近では、食事とメンタルの関係も注目されています。
特に、炭水化物と脂質に偏った食生活は、
- イライラしやすくなる
- 集中力が続かなくなる
- 気分が落ち込みやすくなる
といった影響をもたらすことがあるとされ、うつ症状のリスク上昇も指摘されています。
(参考:ハーバード大学公衆衛生大学院の研究など)
【3】長期的には生活習慣病のリスクも
短期間でも変化が出るジャンクフード中心の食生活。これを何年も続けるとどうなるかというと、
- 肥満、高血圧、脂質異常
- 糖尿病リスクの上昇
- 心疾患や脳卒中のリスク増加
といった、いわゆる生活習慣病の入り口になり得ると言われています。
特に成長期の子どもや思春期の若者には注意が必要で、将来的な健康への影響を避けるためにも、早いうちからのバランスの取れた食事が重要です。
医学的な観点から見ても、「毎日マック生活」はやはり体に大きな負荷を与えることがわかります。
ただし、“たまに楽しむ”分にはリスクは低く、日常的にバランスの良い食事を心がけていればOKというのが現実的なラインです。
マック生活は「夢」か「悪夢」か? 遊びとして楽しむにはここに注意!


「マックばっかり食べたらどうなるの?」という問いから始まった今回の雑学探検。
映画のような極端な実験、記録を塗り替え続ける偏食家、日本のYouTuberの体験談、医学的なリスク…。
結論としてはこうです:
毎日マックは、夢のようで、やっぱり体にはキツい。
でも“たまのご褒美”なら、むしろ心の栄養になる。
【バランスが一番のごちそう】
マクドナルドやファストフードは、味・価格・楽しさの面では本当に魅力的。
だからこそ、「特別な日の楽しみ」として上手に取り入れることで、罪悪感も少なく、満足度も高まります。
大人はもちろん、子どもにもこう伝えてあげたいですね。
「マックは悪い食べ物じゃないよ。
でも、毎日だと体がちょっとびっくりしちゃうんだよね」
そんな風に優しく伝えれば、子どもにも納得してもらえるはずです。
【ちなみに…筆者はマックよりロッテリア派です】
実は筆者、最推しはロッテリアです。
- ジューシーでとろける絶品チーズバーガー
- サクッぷりっのエビバーガー
- 甘じょっぱい香りがたまらないフルポテ(バター醤油味)
この3点セットをこよなく愛し続けていて――
独身時代、つるこが産まれる前までは週2~3ペースで食べてました。すみません。
今では“月イチごほうび”的な立ち位置に落ち着いたものの、
体のことなんて気にせず、好きなものを本能のままに食べてた、あの若さ!



「今日はエビバーガー、明日は絶品チーズバーガー」なんて毎週のように通っていた日々。
あの頃の幸せって、なんだかんだ忘れられないんです。
ファストフードって、それぞれのブランドに“ごちそう感”や“ちょっとした贅沢”が詰まってるんですよね。
無理に我慢しすぎず、ほどよく楽しむのが、いちばん幸せな付き合い方なのかもしれません。

