「新NISAなら“非課税で増える”って聞いたんだけどなぁ…?」
預ければ勝手に増えてく、なんて、ちょっとお花畑だった私が――
“一時マイナス5万円”を食らった時の話です。
新NISAで、月2万円ずつコツコツ積立してきて、早1年半。
投資額はすでに31万円ちょっと。
2024年は穏やかにプラス。
2025年に入ってからも、そこそこ好調で「このまま右肩上がりなのかな〜」と楽観していたら……
急落。
評価損益マイナス3,464円。
→ 数日でマイナス5万円まで急落。
→ その後20日ほどでプラス2万円まで回復。
なにこれジェットコースター??笑
「投資なんてそんなもんだよ」
「そのくらいのマイナスで何言ってんの?」
そんな感想もあるかもしれませんが、そこはどうか、
ゆる〜く見ていただけたら嬉しいです。

【第1章】新NISA積立、1年半。今の資産は…?

私が新NISAをスタートしたのは、2024年1月。
当時は「お得らしいからとりあえず始めよう」くらいのテンションで、
月2万円の積立設定をポチッとしただけでした。
それから1年半。
合計で約31万円ちょっとを投資してきた私ですが――
減ってます。
どん!!!笑
2024年は順調に微増。
初めてすぐ1年ちょっとは安定してプラスを維持。
2025年は、世界情勢により一気に株価が不安定に。
含み益が徐々に減っていったものの、まだまだプラス。
ただ5月初め頃に、下げ幅が急加速。で、その評価損益はというと…
マイナス3,464円。
「え、たったの3千円マイナス?まぁ許容範囲じゃん」って思いますよね?
安心してください。
そのあと、わずか数日でさらにマイナス5万円まで落ちました。笑
1年以上、安定して増え続けたのにわずか数日で一気に下がる。
投資の波って、想像以上に激しいです。
ちなみにこの乱高下、どうやらトランプさんの発言が引き金だったとか。
短期間でのこの動き、もはや笑うしかありませんでした。
今日はそんなリアルな投資体験レポをお届けします。

キラキラ投資話じゃなくて、
「増えたり減ったりしてるけど、まぁ続けてる」
そんなゆる〜い現実を、良いところも悪いところも包み隠さずお話しします。
【第2章】投資信託は、胃にやさしい


実は私、投資信託の前に個別株をやっていた時期があります。
それがまぁ…
合わなかった。
というか、精神が持たなかった。笑
値動きが激しすぎて、仕事中でも気になってスマホを見ては胃がキリキリ。
一瞬プラスになっただけで売るか悩み、
下がったら「なんであのとき売らなかったのか」と自己嫌悪。
最悪の時は、吐き気と戦いながら仕事してました。
(おそらく、損失ではなく“心配と後悔”にやられてたんだと思います)
そんな経験を経て、私は思いました。



これ、私のメンタルでは無理だ
そこでたどり着いたのが、今やっている投資信託での積立投資です。
最初は、「地味だし、つまらないな」と思ってました。
でも気づけば、下がっても
「ま、積立だしね〜」くらいで済んでる自分がいます。
毎日チェックすることもないし、
画面を見て胃を痛めることもない。
3日に1回、「あーちょっと減ってる」「お、増えてるやん」って確認するくらい。



この“気絶投資法”(=ほっとく)こそ、今の私には一番合ってる。
そしてこれは、同じように仕事や育児で忙しい人、心配性な人には本当におすすめしたいスタイルだなって思っています。
【第3章】そもそも、新NISAってなんだっけ?(ゆる解説)


「NISA」って言葉、聞いたことあるけど実はよく知らない…
そんな方も多いと思います。
ここでは、超ざっくり、必要なところだけを説明しますね!
■ 新NISAとは?
2024年からスタートした制度で、
株や投資信託の利益に税金がかからなくなる!というお得な仕組み。
通常、株や投資信託で利益が出ると、
約20.315%の税金が引かれます。
でも新NISAで投資すると、それがゼロになるんです。
■ どんな枠があるの?📌 新NISAの2つの投資枠、知ってますか?
新NISAには、実は2つの投資枠があります。
それぞれの違いと、どんなふうに使えるかをわかりやすく解説しますね。
【1】つみたて投資枠(年間120万円まで)
- 対象は「長期・分散・低コスト」な投資信託
- 例:楽天・オルカン、eMAXIS Slimシリーズ など
- 毎月定額で自動積立するのにぴったり!
💡 この「年間120万円まで」ってどういうこと?
→ 1年間に使える“非課税の枠”が120万円分あるという意味。
つまり、月1万円なら年12万円、月5万円までならギリギリ枠内に収まる感じです。
この枠内で買った投資信託の利益には、税金が一切かかりません!
【2】成長投資枠(年間240万円まで)
- 株やETF、高リスク商品も買える“自由度高め”の枠
- 例:個別株、ETF、高配当系ファンドなど
💡 年間240万円までって?
→ こちらも「1年間で240万円分まで非課税で買えるよ」という枠です。
ただしつみたて枠と合算で年間360万円が上限になります!
◆ 成長投資枠のリアルな使い方例:
🧸 例:「私はサンリオが好きだから応援したい!」
→ 成長投資枠でサンリオ株を買えば非課税で運用OK
🎢例:「ディズニーランドの優待が欲しい!」
→ オリエンタルランド株を100株買えば、優待の対象になるかも(※条件あり)
💵 例:「配当金が欲しいからETFを買いたい」
→ 高配当ETF(例:VYMなど)も成長投資枠でOK、しかも配当も非課税!
どっちから使うべき?
初心者なら、まずはつみたて投資枠がおすすめ!



私は「積立でコツコツ+ほったらかし」スタイルが合ってたので、今はつみたて枠だけで運用中です。
🔁 非課税枠は毎年リセットされます!
ちなみに、つみたて投資枠・成長投資枠ともに、
「年間○万円まで」というのは、1月〜12月の“1年単位”のことです。
例えば2025年のつみたて枠(120万円)を半分の60万円しか使わなかった場合、
残りの60万円を翌年に繰り越すことはできません。
翌年になれば、新たにまた120万円分の非課税枠がもらえるので、
「今年使える分はなるべく年内に活用しておこう」という考え方になります。
📌 生涯トータルの非課税上限は「1,800万円」
新NISAでは、毎年最大360万円まで非課税で投資ができますが、
生涯で使える非課税枠の合計は、1人あたり1,800万円までと決まっています。
そのうち、つみたて投資枠として使えるのは最大1,200万円まで。
つまり、
- 年間枠:毎年1月〜12月で360万円まで
- 生涯枠:1,800万円まで(=5年間フルで使えば到達)
という2つの上限があるんですね。
また、一度その枠を使って投資した分は、売却しても“枠が戻ってくる”ことはありません。
そのため、どの商品を買うか、どれだけ入れるかはある程度慎重に考える必要があるとも言えます。
■ どのくらい“税金で得”するの?
たとえば利益が出た場合、こんな感じ:
利益額 | 通常の課税口座 | 新NISA口座 |
---|---|---|
10,000円 | 約7,968円(税引き後) | 10,000円(まるごと!) |
50,000円 | 約39,840円(税引き後) | 50,000円(まるごと!) |



つまり、利益が出たときに“手元に残る金額”が全然違う!
だから、仮に今がマイナスでも、将来プラスになったときに非課税で受け取れる安心感があるのが、新NISAの最大の魅力です。
【第4章】それでもマイナス?でも、実は“得”してる説
1年半続けてきた積立投資が、まさかのマイナス。
一時は含み損5万円まで落ちて「これ意味あるのかな…?」と思う瞬間もありました。
でも実は――



長期で見れば、投資信託って“報われる確率”がとても高いんです。
◆ データで見る「長期投資の勝率」
金融庁が紹介している米国株のデータによれば、
保有期間 | 元本割れリスク(損する確率) |
---|---|
1年 | 約30〜40% |
5年 | 約10〜20% |
20年 | ほぼ0%(プラス確率95%以上) |
つまり、短期で見れば「下がってる」は当たり前。
でも20年くらい持っていれば、ほぼ確実にプラスになっているという事実があるんです。
もちろん、将来はどうなるかわかりません。
でも、これだけ勝率が高いデータがあるなら――
これだけで、新NISAで積立投資を続ける意味は十分あると思えます。



焦らず、慌てず、気絶投資法で行きましょう。
📌 補足コラム:私が選んだ投資信託、こんな感じです


ちなみに、私が新NISAで買っている投資信託はこの2つです👇
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
要は、全世界まるっと or 米国ガッツリの2本立て。
当初はどっちかに絞るつもりだったけど、
迷った末に「どっちも人気だし、半分ずつやってみよ〜」というノリで分散しました。
下記広告となります


◆ 各ファンドの今の状況(2025年5月23日時点)
ファンド名 | 投資額 | 評価額 | 損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
楽天・オルカン | 約17万円 | 178,140円 | +8,140円 | +4.78% |
楽天・S&P500 | 約17万円 | 175,386円 | +5,386円 | +3.16% |
【第5章】まとめ:投資信託は、焦らず・慌てず・自分らしく


1年半、月2万円の積立を続けて思ったこと。
新NISAって、“じわじわ育つ我が子”を見守る感覚に似てる。
最初はなかなか増えない。
たまに風邪をひいたかのように下がるし、勝手に元気になることもある。



でも、こっちがあれこれ焦っても、できることは結局「見守る」だけなんですよね。
SNSでは「資産1000万突破しました!」とか
「1年で爆益!」みたいなポストもたくさん見かけます。
焦る気持ち、すごくよくわかります。
でも、そういう人たちは投資金額もリスクの取り方もまったく違うし、
私の“胃にやさしい投資スタイル”とはそもそも別世界。
投資信託って、下がってもある程度気楽にいられる範囲でできるのが強みだと思ってます。
そのおかげで、1年半で上がったり下がったりしても、
私はずっと積立をやめずにいられた。
この記事の答えは、まさにそこにあります。
「それでも続けてる」=それだけの価値があるってこと。



焦らず、慌てず、比べずに。
“自分らしい投資”を、私はこれからもゆるっと続けていきます。
また、半年に1度くらいで、ご報告は続けていきたいと思います。
また見て頂ければ嬉しいです!ありがとうございました!

