きらびやかでミステリアスな“大奥”。
そこは、将軍の寵愛を巡る女たちの戦場…なんて話も。
でも中にはただ愛されるだけじゃなく、
その愛を武器に“幕府の中枢”すら揺さぶった女たちがいたのです。
今回は、歴代の大奥の中でも「将軍をトリコにしすぎて影響力がヤバかった」2人の女性に迫ります!
👑1人目:将軍をメロメロにした“農民出身”のシンデレラ
▶ お楽の方(徳川家治の側室)
人物紹介
- 本名:不詳(農民出身)
- 将軍:徳川家治
- 特徴:将軍が政務をサボるほどの溺愛、家族まで異例の出世
- エピソード:大奥に“お楽帝国”が築かれる
💥寵愛のエピソードまとめ
- 政務そっちのけで会いに来る家治
- 将軍の座る席を譲ってしまうレベルの溺愛っぷり
- 正室すら空気化、大奥は完全に「お楽派 vs 反お楽派」の対立構図に!
しかし運命の女神は残酷だった…
家治との間に生まれた男子「徳川家基(いえもと)」は、将来の将軍候補として大きな期待を背負っていた。
ついに“将軍の母”の座が見えてきた…!
…と思った矢先――
家基、まさかの急死(享年17)
若くして病死…だが一部では毒殺説や陰謀説も囁かれる
この死により、お楽の方が「将軍の母」となる夢は消える
そして彼女は、その後を静かに過ごしたという…。
愛でのし上がり、愛で崩れた女――それが、お楽の方。
💋2人目:知性で将軍を操った“大奥の賢女”
▶ お万の方(徳川綱吉の側室)
人物紹介
- 本名:不明(町人の娘説あり)
- 将軍:徳川綱吉(「生類憐みの令」で有名)
- 特徴:才色兼備、大奥の知恵袋的存在
- エピソード:政治の助言役、動物愛護政策に影響を与えた説も
🧠政治を動かす“奥の声”
- 綱吉はお万に日々相談し、「お万の意見を聞いてから決める」ことも多かった
- 側室という立場ながら、実質“影の政治顧問”状態
🐶あの「生類憐みの令」にも関与?
お万の信仰心や思想が、綱吉の極端な動物愛護政策に影響を与えたという説あり
つまり、「犬将軍」と揶揄される背景に、大奥の女性の思想があった可能性も!
その美しさと知性で、国の方向すら変えてしまった。まさに“知で天下を操った女”。
✍️まとめ
大奥の中で将軍に愛された女たちは、ただの恋人じゃなかった。
その愛が時に幕府を動かし、国家の行方すら左右した――。
・愛されすぎた女・お楽の方は「母になる寸前で全てを失う」悲劇のヒロインに
・知性で信頼を得たお万の方は「政策の裏にいた女」として歴史に名を残す
大奥の恋は、時に権力闘争の最前線。
その裏には、知られざる“女たちの天下取り”があったのです。
🕊️【後日談】その後、2人はどうなったのか?
🌸お楽の方
愛する家治と、その子・家基を次々に失ったお楽の方。
将軍の母になる夢は潰え、政治の表舞台からは静かに姿を消します。
しかし、大奥にはそのまま残り、最後まで丁重に扱われていたとされます。
晩年は波風もなく、静かな生活を送りました。
🌼お万の方
将軍・綱吉の死後も、大奥の一員として存続。
特に、大奥の運営を担う“御年寄”として、晩年まで影響力を保ち続けました。
政治からは退いたものの、周囲の信頼は厚く、「知恵者」として尊敬されていた存在です。
知性で時代を渡りきった、まさに“大奥の賢女”。

ただ美しかっただけじゃない。
過酷な大奥で、這い上がり、生き抜いた2人の逞しさに震えます
世界は広い、大奥は深い。──“女の戦場”は日本だけじゃなかった!
日本の「大奥」はよく知られているけど、
実は世界各国にも“後宮(ハレム)文化”が存在していて、
どこも例外なく――
「女たちの愛と嫉妬と権力のバトルロワイヤル」が繰り広げられていました…!
🇨🇳中国:後宮(ホウキュウ)
- 皇帝の妃や側室が暮らす空間
- 厳格な序列(皇后→貴妃→嬪→常在…)と激しい女同士の争い
- 皇帝の子を産んだ妃は強くなるため、ライバルの子を毒殺したり、自害に追い込んだりという記録も…!
- 中国ドラマ『甄嬛伝(しんかんでん)』『如懿伝』で描かれる後宮バトルは、もはや戦国レベル
🇹🇷オスマン帝国:ハレム
- スルタンの側室や姉妹・母が暮らす空間
- 「スルタンの母(ヴァリデ・スルタン)」が大権力を持ち、国家に口出しできるレベルの女帝に
- 寵愛争いの末に、ライバルを毒殺・幽閉・島流しにする事件も多発
- 特に有名な妃「ヒュッレム」は、元奴隷からスルタンの正妻&国母へ…伝説級の出世
🇫🇷フランス:ヴェルサイユ宮の“愛人戦争”
- 正室とは別に「公式愛人(公妾)」というシステムが存在
- 国王の寵愛を得た愛人は、政治的発言権や贅沢な生活を手に入れる
- その座を巡って、ゴシップ合戦・陥れ・裏工作が激化
- あの「ポンパドゥール夫人」も、文化と芸術を操った裏の女帝的存在
🌎なぜどこも激しいの?
- 女の地位・家族の未来・命…すべてが“男の寵愛”にかかっていた
- 寵愛を失えば、即・失脚 or 追放 or 命の危機
- 新入りの女性は、先住グループから警戒され、いじめや排除の対象にされやすい
世界中の後宮は、華やかに見えて実は超過酷。
それは“恋愛”という名の、静かな戦(いくさ)でした…。



世界の後宮、愛じゃなくて生存戦略…。
どこもかしこも、恋の裏側が壮絶すぎて震える…!
歴史って、想像以上にドラマチック。
大奥も、世界の後宮も…恋と権力のミックスって、やっぱり強烈。
時代も国も違えど、恋の行方で国が動くって…昼ドラ好きの私としては本当に面白い。
次はどんな女性たちの物語があったのか、また覗いてみたくなりました!!
女性のバトルロイヤルもすごく壮絶で、
参考図書など見ていると、なんともまあ恐ろしいことが出てくる出てくる。
その泥沼バトルも面白いのですが、
私は、よりどりみどりの美しい姫をいくらでも選べる将軍様が連夜、同じお気に入りの寵妃の元に通い続ける…とかが
なんか私の恋愛脳に刺さるんですよね〜!!
いつかはオスマンのハレム記事も書いてみたいなあと思ってます。
では思いつきで書いた雑学記事でしたが、少しでも読んでいたけて興味を持って頂ければ
嬉しいです!
またどうぞよろしくお願いします!

